奨学金制度〜経済的に困っている学生を支援するのが奨学金制度〜奨学金で代表的なものといえば、日本育英会でしたが、平成16年4月より独立行政法人の日本学生支援機構に業務が移行しました。 ここで扱う奨学金は、貸付けに利子が付かない無利息の第一種奨学金と、年利3%(利子はその年の状況により変動)を上限とする第二種奨学金の、2つに分かれています。 まず、第一種奨学金は、高校〜大学院に在籍する学生を対象としていて、特に優れた学生で経済的に著しく困っている学生に、貸付が行なわれています。 ただ、平成17年度以降に入学した、高校・専修学校(高等過程)の学生だけは、各都道府県が日本学生支援機構に変わって、この業務を行うことになりました。 次に、第二種奨学金では、高校を除く高等専門学校〜大学院までが対象となっています。 第一種奨学金よりは、ゆるやかな基準で選考された学生に、貸付が行なわれています。 なお、家計を支える父母が死亡、破産したり、自然災害、学校の廃校などにより転校となったことが原因で、家計が非常に苦しくなった時も、奨学金が利用できます。 この場合も、緊急採用奨学金と呼ばれる第一種奨学金と、応急採用奨学金と呼ばれる第二種奨学金の2種類があります。 以下に、平成17年度入学者の、第一種奨学金の1カ月あたりの貸付額を表にしました。(単位:円)
*貸付を受けるには、本人の成績や親の所得制限があり、日本学生支援機構の予算の関係で、貸付が見送られることもあります。
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