引越しの見積りの内訳
〜見積りの内訳は運賃、車両留置料、実費、オプションの4つ〜
引越しの見積りは、大きく分けて次の4つからなっています。
・運賃・・・基本料金、割増料金
・車両留置料
・実費・・・人件費、梱包資材料、その他
・オプションサービス料(付帯サービス料)
複数の引越し業者から見積りを取った場合でも、基本的にはこの4つの項目に区分できます。業者によって見積り金額が違っているときは、それぞれの項目ごとに比較すれば、なぜ金額に違いがでてくるのか、はっきりわかります。
以下が各項目ごとの、一般的な見積り基準です。
<運賃>
引越しの運賃は、法律によって限度が決められており、これを超えた料金を請求することはできません。
1. |
基本料金
引越しする距離100kmを境にして、100km以内であれば、4時間か8時間の時間制運賃となります。100kmを超えるのであれば、引越しの距離によって料金が変わる距離制運賃となります。
見積り料金は、時間制、距離制ともに、一定の範囲内に定めらており、業者はこれを元にして、上下1割の枠の中で独自に設定できます。
詳しい料金については、運賃の基本料金をご覧ください。
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2. |
割増料金
平日の昼間の引越し以外の場合や、季節によっては基本料金に、上乗せされる割増料金があります。時間制運賃、距離制運賃ともに割増の対象となります。
[基本料金+2割]
・休日割増・・・日曜・祝祭日
・冬季割増・・・北海道、東北、北陸、山陰の指定地域は、冬季の一定の期間
(積雪のため運送に手間がかかる地域と期間)
[基本料金+3割]
・早朝深夜割増・・・原則としてPM10:00〜AM5:00の時間帯 |
<車両留置料>
引越しの依頼者の不手際やミスで、運送トラックを長時間駐車したときが、対象となります。
6トントラック以下では2時間、6トントラック超では2時間30分を超えると、30分ごとに1,500円〜2,500円程度かかります。ただし、距離制運賃の場合のみです。
<実費>
1. |
人件費
実際に荷物の搬入、搬出や荷造りをする人の人件費です。一般的に8時間以内の作業で、1人あたり12,000円〜15,000円程度となっています。
人数の目安としては、
・1K〜1DKで運転手1人、作業員1人
・2DK〜3DKで運転手1人、作業員2〜3人
・4LDKで運転手1人、作業員4人
程度で、3〜4階以上の上層階の場合は、プラス1人と見ておくとよいでしょう。
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梱包資材料
荷物を梱包するためのダンボール箱、ガムテープ、布団袋などの料金です。梱包資材を、全て業者から購入すると2DK程度でも35,000円〜45,000円ほどの出費になります。できるだけ、自前で安い物を揃えた方がお得といえます。
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3. |
その他
有料道路、フェリー船などを使ったときや、荷物の搬出入のためにレッカー車、リフト車などの車両を使ったときも、特別料金がかかります。 |
<オプションサービス料(付帯サービス料)>
引越し本来の作業以外で必要な、エアコンの取りはずしや取り付け、ピアノの運送、クルマやバイクの陸送にかかる料金です。
<実費><オプションサービス料>の詳細な料金については、次ページをご覧ください。
・次ページ →引越しの実費とオプション料 |
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