1. |
ドライバー保険
自家用車を持っていない人でも、免許を持っていれば誰でも加入できます。他人の自動車やレンタカーを運転していて、事故にあったときにその損害が補償される自動車保険です。
ただし、勤務先での業務、会社所有の車、親族所有の車での事故は補償されません。この保険には、対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者傷害補償保険があります。 |
2. |
共済自動車保険
民間の損害保険会社とは別に、いくつかの共済組合で提供されている、自動車保険です。
保険料は民間よりも安くなっていますが、加入するには一定条件が決められている場合もあります。代表的なものに、農協のJA共済や全労災のマイカー共済があります。 |
3. |
リスク細分型保険
加入者一人一人のリスクにあわせた自動車保険です。例えば、加入者の事故歴や年令、住所地、性別、車の使用目的などで、細かく補償内容を決めて、その人に一番合った保険にすることができます。
ただし、自動車保険会社にとってリスクの低い人、つまり事故が少ない人は保険料が安くなりますが、逆に事故が多い人は保険料が高くなります。
この保険は、自動車保険の自由化によって、保険の規制枠がゆるやかになったために、商品化された保険といえます。 |
4. |
SAP(スペシャル・オートモービル・ポリシー)
複数の任意保険を組み合わせた、自家用車のための総合自動車保険のことです。対人賠償保険、搭乗者傷害補償保険、無保険車傷害保険、自損事故保険、対物賠償保険、車両保険の6つがセットになっています。
普通自動車から小型貨物車まで、自家用で使用するほとんどの車種が対象で、事故があったときは、示談代行サービスがあります。 |
5. |
PAP(パッケージ・オートモービル・ポリシー)
自家用車だけでなく、営業車も加入できる総合自動車保険のことです。
対人賠償保険、搭乗者傷害補償保険、無保険車傷害保険、自損事故保険、対物賠償保険の5つがセットで、車両保険はオプション扱いになっているのが一般的です。
上記のSAPと同様に、ほとんどの車種が保険の対象で、示談代行サービスがあります。 |
6. |
BAP(ベーシック・オートモービル・ポリシー)
保険加入者が保険の対象を絞って、自分に必要な補償だけを組み合わせる自動車保険です。
例えば、対人賠償保険と対物賠償保険の2つだけの組み合わせなど、リスクを限定して保険料を安く抑えたい場合に利用できます。このため、この保険では事故があったときの、示談代行サービスはありません。 |