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クレジットカード海外での利用・1

〜海外でクレジットカードを使うときの注意点〜

海外へ旅行や出張したときに、キャッシュレスでショッピングできるクレジットカードは、とても便利です。

その反面、注意して使わないと、思わぬトラブルにあうことがあります。ここでは、クレジットカードを海外で利用するときの、基本的な注意事項を取り上げました。

1. ICクレジットカードの場合
カードにチップが埋め込まれている、ICクレジットカードを利用するときは、暗証番号をしっかり覚えておきましょう。

ICカード決済端末機(CAT)を使っている海外の店では、支払いのときにサインではなく、必ず暗証番号の入力が求められます。
もし、暗証番号を忘れていると、カードでの支払いは受付けてもらえません。

なお、カード会社に忘れてしまった暗証番号を問い合わせても、自宅宛に郵送での連絡となりますので、日数がかかります。
(なりすましなどの、不正行為を防ぐため、電話で暗証番号は教えてくれません。)
2. 支払い金額と利用日
カードを利用すると、店側から売上票が渡されますので、代金、税金の明細金額と利用した日付をチェックします。

もし、不信な点があるときは、その場で質問して確認しておきましょう。海外だからといって、遠慮することはありません。

原則として、海外での支払いはその国の通貨で行なわれますので、通貨単位も同時にチェックします。後日、円に換算した金額で、カード会社から請求書が送られてきます。
3. キャンセルについて
海外では、売上票に
"NO CANCELLATION" "NO REFUND"と記入されている場合は、品物の取り消しや払い戻しが、できないことになっています。
4. 暗証番号orサイン
売上票をチェックして、不信なところがなければ、暗証番号の入力かサインをします。ICカードの決済端末機の場合は暗証番号、それ以外はサインになります。

サインで決済するときは利用前に、クレジットカードの裏面に本人のサインを必ず記入しておき、それと同じサインを売上票に記入します。海外であっても、ローマ字あるいは、漢字、ひらがなのどちらでも使用できます。
5. 売上票の控え
売上票の控えを受け取り、保管しておきます。これは、不正な請求がされていないかチェックするために必要で、後日カード会社から送られてきた請求書と照らし合わせて、もし、身に覚えのない請求があったときは、すぐクレジットカード会社に連絡します。

また、売上票が複写タイプのときは、売上票の控え以外は、その場で破り捨てて、不正に重複した請求ができないようにしておきます。

海外に出かけるときは、盗難、紛失保険に加入しておけば、不正な請求や盗難にあったときも、損害額が保障されるので安心です。
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