個人年金保険〜民間の保険会社が運営している、個人年金保険について〜一般的に60才や65才の定年退職時から、年金を受取る人が多くなっています。 個人年金を運用の方法からみると、”変額型”と”定額型”の2つの種類があります。 変額型は、保険料の運用成績により、年金の受け取り額が増減します。 あらかじめ運用のためのファンドが、いくつか用意されていて、個人年金加入者本人がファンドの中から、組み合わせて選ぶことになります。 用意されているファンドは、日本株式、外国株式、日本債権、外国債券、あるいはこれらをミックスしたものがあります。 もちろん、ファンドの運用自体は保険会社が行い、加入者が運用することはありません。 株式のファンドは、運用成績を求める人に向いており、債権のファンドは、比較的安定的な運用を求める人に向いています。 あくまで、運用ファンドを選ぶのは加入者本人であるため、自己責任型の個人年金保険といえます。 これに対して、定額型は契約時に将来受け取る年金の額が、決まっているものです。 保険料の運用に関しては、保険会社の責任において行なわれ、たとえ運用成績が悪くても年金の額が変わることはなく、安心できる個人年金といえます。 ただし、インフレ時や物価上昇率が高いときに、相対的にお金の価値が下がったときでも、年金の額が変わらないというリスクもあります。 また、個人年金の受け取り方法でみると、大きく分けて”終身年金”、”確定年金”、 ”有期年金”の3つのタイプがあります。 *詳細→個人年金の種類
個人年金保険に加入するときのポイントは、契約途中での解約は非常に損になるということです。 ほとんどの場合、解約して戻ってくる解約返戻金は、それまで支払った保険料を大きく下回ることになります。ですから、加入をお考えの場合は、保険料の負担についてよく考えておく必要があります。 また、財務内容のしっかりした保険会社を、選ぶことも重要なポイントです。加入〜保険料支払い〜年金受け取り期間を考えると、保険会社とは長い付き合いとなります。将来的に不安のあるところは避けるのが懸命といえます。 |
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