国民年金基金の加入〜国民年金の上乗せ年金が、国民年金基金〜平成18年度現在で、老齢基礎年金の受け取り金額は79万2,100円です。 しかも、この金額は20才〜60才までの40年間、国民年金保険料を納めた場合で、月額約6万6,000円となっています。 一方、会社員が加入している厚生年金では、一般的なケースで月額約22〜28万円ほどになります。 これは、サラリーマンや公務員の厚生年金・共済年金の被保険者(=保険加入者)は老齢基礎年金に上乗せして、老齢厚生年金や退職共済年金を受け取れるからです。 それに比べ、第1号被保険者である自営業の人では、老齢基礎年金しか受け取ることができません。 そこで、会社員並みに老後の保障を考慮されたのが、国民年金基金といえます。当然のことですが、この制度は第1号被保険者のみが利用できます。 加入については、現在、国民年金の加入者の意思によって決めることができ、受け取る年金額は加入口数によって変わってきます。 この国民年金基金には”職能型”と”地域型”の2つの種類があります。 職能型は、医師、税理士、弁護士などの、同じ職種の人達で組織されているものです。職種ごとに、全国で1つだけの組織となっています。 どんな職種の基金があるかは、市区町村の国民年金課の窓口に問い合わせると、詳しく教えてくれます。 地域型は、各都道府県に1つずつ設置されていて、通常の国民年金の加入者であれば、加入することができます。 掛け金は、職能型も地域型も同額で、加入者が選択することができます。掛け金の上限は月額6万8,000円となっています。 また、支払った掛け金は全額、社会保険料控除の対象となり、その分、所得税や住民税が安くなります。 ただし、複数の地域型の国民年金基金に加入したり、職能型と地域型の両方に同時に加入することはできません。 加入手続きは、国民年金基金から「国民年金基金加入申出書」を取寄せ、必要事項を記入して提出するだけです。また、郵送による受付もしています。
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