確定拠出年金の種類
〜確定拠出年金に加入するには、4つのケースがある〜
確定拠出年金には、大きく分けて「個人型確定拠出年金」と「企業型確定拠出年金」があり、企業年金の有無によって、それぞれ2つのタイプに分かれています。
ここでの企業年金とは、企業が将来支給する年金額が、あらかじめ約束された「確定給付年金」のことをいいます。
なお、個人型と企業型の両方に同時加入や、公務員や専業主婦の加入は認められていません。
1. |
個人型確定拠出年金
個人が年金の掛金を拠出する年金で、企業が上乗せして掛金を、拠出することはできません。 |
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1人あたりの
年間の拠出限度額 |
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掛金の
払い込み先 |
企業の従業員
企業が企業年金や
企業型確定拠出年金を導入していないとき |
月額 1.8万円
(年間21.6万円) |
⇒
企業から |
国民年金
基金連合会 |
自営業者など
ただし、国民年金を
滞納している場合は
加入できない |
月額 6.8万円
(年間81.6万円)
国民年金基金に
加入している場合は
その分も含む |
⇒
個人で |
2. |
企業型確定拠出年金
厚生年金を適用している企業が、年金の掛金を拠出する年金で、従業員が上乗せして掛金を拠出することはできません。 |
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1人あたりの
年間の拠出限度額 |
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掛金の
払い込み先 |
企業の従業員
企業年金が
導入されているとき |
月額 2.3万円
(年間27.6万円) |
⇒
企業から |
資産管理機関 |
企業の従業員
企業年金が
導入されていないとき |
月額 4.6万円
(年間55.2万円) |
このように、自営業を営む人や勤務先の企業に年金制度が、導入されていない場合でも公的年金の上乗せとして、確定拠出年金を利用することができます。
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