地震保険料の実例・非木造
〜鉄筋コンクリート造や鉄骨造の住宅の保険料はどれくらい?〜
ここでは、鉄筋コンクリート造や鉄骨造などの非木造住宅に、地震保険をかけたときの保険料を、具体的に計算してみます。
<地震保険の対象・設定した保険金額>
・鉄筋コンクリート造専用住宅と家財
・住宅の所在地は新潟県・・・2等地
・住宅を建築した年・・・平成8年
・住宅の耐震等級・・・2
・保険加入期間・・・3年
・保険金額は
建物で2,000万円(火災保険金額 4,000万円の50%)
家財で1,000万円(火災保険金額 2,000万円の50%)
以上の条件で、保険料(掛金)を計算すると次のような金額となります。なお、保険料を計算するときの基準については、地震保険の保険料をご覧ください。
[基本料率] |
まず最初に、ベースとなる保険料を計算します。
建物の所在地は新潟県(2等地)で、構造が鉄筋コンクリート造ですから、
:建物・・・700円×(2,000万円÷100万円)=14,000円
:家財・・・700円×(1,000万円÷100万円)=7,000円
700円は2等地に建つ鉄筋コンクリート造で、保険契約期間1年、保険金額100万円あたりの基本料率です。
等地 |
鉄筋コンクリート造・鉄骨造(非木造) |
1等地 |
500円 |
2等地 |
700円 |
3等地 |
1,350円 |
4等地 |
1,750円 |
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▼ |
[割引率] |
次に建物を建てた年と、耐震性能を比べて、割引率の有利な方を選びます。
建物を建てた年は、昭和56年以降なので割引率10%。耐震等級は、2なので割引率20%。よって、割引率20%で計算すると、
:建物・・・14,000円−(14,000円×20%)=11,200円
:家財・・・7,000円−(7,000円×20%)=5,600円
耐震等級 1 ・・・割引率10%
耐震等級 2 ・・・割引率20%
耐震等級 3 ・・・割引率30% |
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▼ |
[長期係数] |
最後に、地震保険契約期間が3年なので、長期係数が 2,75となりますから、
:建物・・・11,200円×2,75=30,800円
:家財・・・5,600円×2,75=15,400円
保険契約期間 |
長期係数 |
2年 |
1.90 |
3年 |
2.75 |
4年 |
3.60 |
5年 |
4.45 |
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3年間で建物と家財の合計が、
30,800円+15,400円=46,200円の保険料となります。
(1年あたり、15,400円) |
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