準確定申告〜亡くなった人の所得税の申告手続き〜一般の確定申告とは、区別してこう呼ばれています。申告期限は、被相続人の開始を知った翌日から4カ月以内で、準確定申告が必要な人は、以下の条件にあてはまる人です。 1.給与所得、退職所得以外の所得の合計が20万円以上あった人 2.給与所得が2,000万円を超えた人 3.2カ所以上の会社から、給与をもらっていた人 4.支払った医療費が、医療控除の対象となった人 申告の手続きと納税は、相続人あるいは包括遺贈を受けた人が行ないますが、相続人が複数いるときは、各相続人の連署で準確定申告書を提出することになります。 また、他の相続人の名前を付記して、単独で申告することも可能ですが、その場合は他の相続人に申告の内容を通知して、承諾を得ておく必要があります。 なお、生命保険料、社会保険料、損害保険料などは、死亡した日まで支払った金額が控除されます。 参考までに、相続の提出期限のあるものを、ここで整理しておきます。 ・相続の放棄、相続の限定承認・・・相続の開始を知った日の翌日から3カ月以内 ・準確定申告・・・相続の開始を知った日の翌日から4カ月以内 ・相続税の申告と納付、延納、物納・・・相続の開始を知った日の翌日から 10カ月以内
・次ページ →相続税対策について |
|
||||||||||
Copyrights(c)2011 手続き・届出 All Rights Reserved |