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所得税の計算方法
〜所得税の計算は、経費や赤字を差し引いてから〜
所得税は、個人がその年の1月1日〜12月31日までの、1年間の所得に対して課税されるものです。
所得税を計算するには、全ての収入から経費や赤字分と、税法上で認められた所得控除などを、差し引いた後で税率をかけます。
具体的な所得税の計算方法は、次のようになっています。
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全ての収入を、所得の種類によって区別します。
所得の種類には、事業所得、不動産所得、給与所得など10種類あります。 |
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それぞれの、所得の種類ごとに必要経費や損失分(赤字分)を、差し引いて所得金額を計算します。
例えば、ブランド品を販売している物販店で、
1年間の売上が3,600万円、仕入れや人件費、家賃などの経費が2,000万円であれば、事業所得金額は1,600万円になります。
このとき、他に赤字の所得があれば、その赤字分を差し引いて計算できます。
ただし、差し引くことができるのは、事業所得、譲渡所得、不動産所得、山林所得の4つだけで、美術品、骨董品、宝石、あるいは競輪、競馬などの生活上必要のないもでの赤字分は、差し引いて計算できません。 |
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3. |
その年から、3年前までに赤字があった場合は、2.の所得金額から差し引くことができます。 |
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3.から所得控除を差し引いて、課税所得を計算します。
所得控除は、税法上で認められている控除分で、配偶者控除をはじめ15種類あります。 |
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4.の課税所得が、所得税の対象となる金額になりますので、これに所得税率をかけて計算すると実際の税額になります。 |
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