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退職願

〜会社を退職するときは退職願が必要〜

退職願とは、勤務している会社との雇用関係を解消するときに、提出する書類をいいます。簡単にいうと、従業員の方から会社に対して、退職したいという”申し出”をするときの文書といえます。

会社を辞めるときには、口頭で退職の意思を伝えてもいいのですが、退職したいという意思をはっきり伝える場合は、文書で提出するのが一般的です。

退職願の場合は、あくまで”退職の申し出”になりますので、会社側が承諾するまでは、取り下げることもできます。しかし、会社側が承諾した後では取り下げることは、できないことになっています。

一方、退職届はいったん提出すると、原則として取り下げることはできず、会社に受理された時点で退職となります。ここが退職願と違うところです。

法律上、退職の意思表示は最低2週間以上前に、必要になっていますが、会社の就業規則で期限が定められている場合は、それに従うことになります。

6カ月〜1年という、非常識な期限は論外ですが、1カ月〜3カ月程度の期限を、定めているところが多くなっています。

とはいえ、退職願を提出する前に直属の上司に相談して、きちんと話し合ってから退職する日取りを決めるのが、一般常識といえますし、円満退社のポイントでもあります。

特に、担当している業務が進行中の場合や、会社全体が多忙な場合は、退職するまである程度の期間を、考えておいた方がよいでしょう。

実際のところ退職願と退職届は、はっきり区別して使われていませんが、退職願はあくまで”申し出”であって、最終決定ではありません。一方退職届は、提出後は原則として取り下げられないということを、知っておいた方がいいでしょう。

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